GeoPlayerにiBeaconシミュレータを追加
admin | 2014 年 5 月 18 日GPSを使ったアプリのデバッグが室内でできる位置情報シミュレータ「GeoPlayer」アプリをバージョンアップしました。新しいバージョンではiBeaconのシミュレーションを行うことができます。
典型的なiBeaconの利用シーンは「GPSやジオフェンスを使って施設までお客様を誘導し、施設の近くからビーコンを検出し始めて、室内サービスや物販・クーポンなどのサービスにつなげる」というものです。
新しいGeoPlayerでは、そのようなアプリをデバッグするために、
・屋外での移動経路を記録しておき、それを机上でシミュレーション再生する
という従来の機能に加え、
・シミュレーション中に特定の場所に近づくと、指定しておいたiBeacon電波を発信する
ことができるようになりました。
iBeaconは地図上に何カ所でも設置することができ、各地点のUUID/メジャー番号/マイナー番号は自由に設定することができます(すべて違うUUIDでもOK)。
使い方は今までと同じ。
デバッグしたいアプリにGeoFakeフレームワークをリンクしてiPhoneにインストール。その隣りにGeoPlayerをインストールしたiOSデバイスを置いておけば、GeoPlayerで再生した移動経路に沿ってCoreLocationが動き、ビーコン発信も再現されます。つまり実際のiBeaconデバイスが手元に無い状態でも、開発室の中で位置情報アプリがデバッグできるわけです。
位置情報やiBeaconを使ったアプリを客先でデモンストレーションする際にも、便利に利用することができます。
※実際のiBeaconは電波の強弱や干渉によって、到達範囲や挙動が理論値とは異なります。GeoPlayerでのシミュレーションは、あくまでも論理テスト用途としてお使い下さい。